戦略日記

思うようにならない経営 #153

思うようにならない経営 #153

ランチェスター戦略の認定講師になるため師匠の門を叩いたのが4年前の今日でした。

初日から戦略社長塾の講義を聞いて、頭を殴られるような衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。何故かと言えば、経営は戦略に基づき、全てがロジカルに行われるものである。この根拠を明確に学んだからです。

それまでの私は、思い先行型・人依存型であり、戦略はおろか目に見える戦術ばかりを駆使する経営スタイルであったからです。「やってはいけないこと」の連続なので、上手くいくわけがないことを思い知らされました。

何より師匠先生の使命と目的に深く共感しました。師匠先生もこれまでの経営人生において大きな挫折を体験しランチェスター戦略に至ったとのことで同様な体験をしている私と実にそっくりだと感じたのです。

師匠先生の使命と目的をご紹介したいと思います。

世の中の会社の8割は万年赤字です。その原因は社長の知識不足です。知識不足は外部要因とまったく関係がありません。社長になったからには「知らない」は許されないのです。

社長の知識不足、それを無責任と言います。単なる社長の怠慢は会社を赤字にさせ、取引先、仕入先に迷惑を掛け、ひいてはお客様に迷惑を掛けます。そして怠慢社長の知識不足の一番の被害者は社員です。その社員には家族がいます。子供たちがいます。もし倒産などしようものなら、怠慢社長はその子供たちの将来まで奪うことになるのです。

自分の子供なら自業自得ですが、社員の子供には何の責任もありません。仮に倒産は免れたとしても、社員に十分な給料が払えなければ、その子供たちは将来に対してハンデを背負うことになります。親が「貧すれば鈍する」になれば、人格も含めた教育環境のハンデを生みます。所得の低下は、悲しい連鎖を生み出すのです。私たちの将来を担う子供たちに、経営者たる者がハンデを与えてはなりません。

経営とは勝つことではなく、負けないことを知ることです。負けない知識を身につければ、いずれ勝つのです。万年赤字の社長は、この逆をやっているに過ぎません。巷に溢れている勝つ情報の大半は、精神論と戦術情報です。その間にある戦略が無いから経営がおかしくなるのです。

私と関わる社長さんには、怠慢社長になってもらいたくないのです。自分の怠慢から子供たちの将来を奪って欲しくないのです。日本の未来を奪って欲しくないのです。「勝つ経営者を育てることではない、負けない経営者を育てること」これが私の経営目的であり、使命でもあります。

〜株式会社ハードリング 岡 漱一郎(ランチェスター経営ジム サイトから全文引用)〜

中小企業の経営者の多くは、日頃から志高く、思いを深く経営に携わっています。ところが、創業から時間経過と共に収益をはじめとして思い描いていたようにならない壁に当たります。「品質が良いから。」「サービスの内容が良いから。」「熱心に社員教育をしているから。」などなど、いくら訴求しても現実は思うように売れないと苦戦を強いられています。品質やサービスや社員が良いなら売れるはずなのに…

何故こうなるのでしょうか。それは市場競争原理に基づく戦略が抜けている経営をしているからです。市場は、人を根幹にしたお客・競合ライバル企業・自社との三者の関係で成り立っています。この法則に基づく戦い方が欠如しているのです。

先日、仲間の中小企業経営者に戦略の勉強をお勧めしましたら「忙しく時間がない。」「費用がない。」など何十年も前から言われているような断りの理由をお聞きしました。ハッキリ言えば、経営者がこのような理由を言うのは「ダサい。」と断言しても過言ではありません。

戦略は、好きとか嫌いとか知っている知っていないに関わらず市場において作用します。よって経営者の肩書きがある以上、知るべきものであり知らないととんでもない結末に向かっていくことになります。

これからも中小企業発展のため戦略を知らない経営者に広く普及させること。そして戦略を学び続ける経営者をカテゴリNo.1に導くよう心血注いでまいりたいと思います。