戦略日記

大勢に埋もれない差別化

大勢に埋もれない差別化

強者の基本戦略は、ミート(同質化)戦略です。
同質化による量の勝負は法則に基づき二乗作用が働きます。見た目が10:5の状態で競争した場合でも真の力関係は100:25になってしまいます。

弱者は強い会社と戦わず、そして強い会社の真似をしてはいけません。
違った戦略と戦術で差別化をしなくてはいけないのです。

ところが、大きな会社(強者)と同じ経営目標や戦術(やり方)をしていけば自社の業績が良くなり、それどころかやがて自社も同じように大きな会社になれるのではと信じて疑わない経営者が少なからずいます。

仮に、自分に大きな会社の真似をする意思がなかったとしても、戦略構築をせず、特別な施策を行わず業界の慣習や常識とされているやり方で経営を進めたのであれば、結果的に大きな会社の真似をした事と同じになります。

中小企業の経営現場においては、戦う(競争する)相手がよくわかっていないケースが多いように思います。競合を考えず、ボヤッと不明確になっているのです。
意識をしていない経営者に限って「競争はうちに関係ない」「うちは独自性がある」と周りが見えていない場合が多いのです。

その割に、業界の常識と変わらない経営をしている社長が大半を占めているように思います。知らずのうちに、やたらと会社の規模、社員数規模など外見的な大きさを追求している経営スタイルです。

差別化は、大勢に埋もれず多くの人が右を向いているなら、全く反対の左を向くことであります。当然、リスクが伴いますので一過性の勉強のみで終わらずに、常日頃から市場・顧客・競合・自社との関係性の調査、研究が必要となります。

この量の投入も3倍の差をつけることが必勝の条件となります。