戦略日記

戦略不在の経営は泥沼に陥る

戦略不在の経営は泥沼に陥る

戦略は基本的な筋を通すのが定石です。筋が通っていないのに何とかなってしまう場合も例外的にあります。ただし長続きはしません。

例えば自社の業界が成長しているだけで、売上が伸びる場合があります。合理的に考える競合他社であれば、あなたの会社と消耗戦を繰り広げるより伸びている市場で、それぞれが適当に分け合って取っていく方が得策なのでお互いに潰し合うような動きはしません。

市場が伸びているということは、需要が供給を大きく上回っている状態です。
競合と差別性のない「どんぐりの背比べ」のような商品・サービスであってもそれなりに売上、利益が確保できるのです。

昔の日本の高度経済成長時が正にそうでした。少し前の中国、インドなども同様です。時間を惜しまず汗を流し、モーレツな頑張りがあれば、誰が経営してもそこそこ儲かっていました。

しかし市場の成長は法則に基づき長続きはしません。どんな市場も早かれ遅かれ成長は必ず鈍化します。ましてや人口減少により市場は更に縮小が進んでいます。誰もが簡単に売れる時代は、とうに終焉しています。

おいしい業界、市場であればあるほど参入が相次ぎます。
戦略不在の経営だと、泥沼の同質化競争を免れることができません。