戦略日記

断層を埋める社内戦略研修のススメ #23

断層を埋める社内戦略研修のススメ #23

経営者と社員の間の断層
経営者と社員の間には立場による責任の重要度からくる断層があります。経営者は銀行借り入れで連帯保証人になり、実印を捺し、人生を賭けた命がけですので当然といえば当然です。経営者と経営幹部、上司と部下といったように立場と責任の違いによる断層があり、本来、合わせなくてはいけないベクトルにズレが生じて、目標が達成できなくなっているケースをよくお聞きします。

ランチェスター戦略思考を社内に浸透させて共有化をはかることで、断層を埋めていく研修を行っていきます。断層解消と共に、全員が明確な目標が具体的に見えて、何をすればよいかがハッキリしてきます。

有効な理由は
(1) 目標をシェア1位づくりに置いている
シェア1位の企業は、粗利益も経常利益率も業界平均より高いので、社員の給料など待遇に反映されます。経営者のために仕事をするのではなく、自分たちの1位づくりのために行う考え方に繋がります。1位づくりが評価に繋がる場合は、認めてほしいという認知欲求にも訴求します。

(2) 経営幹部・社員に「戦略思考」が浸透し、会社の体質が戦略思考になる
戦略思考は、起きている現象の根本原因である「本質」を捉え、目標を実現するための行動を戦略面から構築していく考え方です。全社員が戦略思考を持つことで、何事も表面的な現象対応に追われず、根本的な解決策をとる思考と習慣が根付いていきます、社内で共通思考と言語ができますので、ベクトルも一致していきます。

(3) 戦略研修で会社の立ち位置がわかり根本対策を取ることができる
ランチェスター戦略では、シェアの順位によって、取るべき戦略が決まります。シェア下位で弱者なのに強者の戦略をとった場合、戦略の間違いですから目標がいつまで経っても達成できません。弱者の戦略に修正する必要があります。何が上手くいかない原因なのかを戦術ではなく、根本原因の戦略から理解できるようになりますので、全社員が戦略面から根本的対策に取り組むことができます。

(4) 経営的観点から戦略思考ができるようになる
戦略思考をトレーニングすることにより、経営者の思考に近づいていきます。例えば、競合他社と訪問接触量で負けているとします。最前線の営業マンが戦略原則を知っていれば、負けている理由が自社の状況にあると明確にわかります。その条件の中で、どうしたら勝てるのかということを戦略的に考えるようになります。会社の会議もただただ「がんばろう」ではなく戦略に基づいた中身のあるものに変わります。

ただし、大前提があります。ランチェスター戦略で業績を上げて、地域において有名な企業になるためには、社長自ら、会社の誰よりも経営戦略を学び続けることを真剣に取り組む必要があります。なぜなら経営の実行手順は経営者、経営幹部から指示が出ますので、ランチェスター戦略の順番もウェイト付けからも経営者、経営幹部、リーダーの順番でトレーニングに取り組み、次に社員全体で研修を行います。会社全体で共通思考と言語を持ち、戦略企業へと体質強化をしていきます。

何ごとも同様ですが、社長自ら率先して学ばなければ、能力ある社員から愛想を尽かされるリスクがありますので注意です。