戦略日記

泳ぎを覚えて海へ入る

泳ぎを覚えて海へ入る

ある業種の経営者(Aさん)から相談を受けました。
Aさん 「今度、新しく出店してみようと考えていますが、プロモーションはどうすれば良いですか?」

私(B)は、質問しました。
B 「どちらに出店しようと考えていますか?」
Aさん 「東海三県を対象に考えています。」
B 「残念ながら無謀といえます。」

(以降省略)

同様な考えで事業拡大を考える経営者はとても多いのです。

周りの友人経営者も「積極的で素晴らしいですね。」となることが多いかと思います。

よくよく考えてみる、調査を行う必要があります。そして準備、段取りをすることが重要です。

先ずは対象とする地域(市場)で競合がどうなっているかという点です。

相談を受けたAさんの業種は、言うまでもなく競合がひしめき合う群雄割拠となっています。これは、今の時代においてはどんな業種でも同じことが言えます。

そして市場占有率(シェア)が高い強者が多く存在しており、勝算は非常に低いと推測できます。

このまま闇雲に「とりあえずやってみよう。」では、大切なヒト・モノ・カネの経営資源を消耗し、悲惨な結果となるのは目に見えています。

様々な医科のお医者さんが最初に勉強することは、人間の身体はどのように出来ているのかと五臓六腑の勉強から始めるとのことです。

経営者も経営は何で出来ているのかという要因を知り、経営とは何か。経営の目的は何か。経営の目標は何か。戦略と戦術の違いとこれらの組立て方、戦い方などを知っておく必要があります。

私は「その事業展開をされる前に、先ずは戦略社長塾で一通りの経営戦略の基礎を学ばれてはいかがでしょうか。」とお勧めしました。

最初に考えるべきは「やってはいけないことを知り、負けない経営を知ること。」に尽きます。
業種を問わず、これらを考えず事業の拡大をしてしまい、残念ながら後の祭りとなってしまった会社を多く見かけます。

大海へ入る前に、最初に泳ぐことを覚えることが大切となります。